レンズキャップをしたままの状態でSS30秒、気温は室温。温度計がないのだが、おそらく20℃くらい?
SD1では長秒露光時のダークノイズ減算をOFFにできないため、掲載しているものはカメラ内でダーク減算後の画像だ。
RAWで2枚撮影してRAW内のjpgを抽出し、それを中心100×100ピクセルで切り出しを行ったもの、ノイズを強調させたものの二種類。
・ISO100
まずはただの切り出し。
ノイズは見当たらない。
ノイズ強調が次の二枚。
強調しても綺麗なままだ。ISO100の長秒露光はダークノイズ減算で綺麗にノイズが消えている。
・ISO200
強調なし。
よく見ればややノイズが乗ってきているが、拡大してこれなので普段は殆ど気付かないだろう。
次に強調。
強調すると少し目立ってくる。
・ISO400
強調なし。
だいぶノイズがわかるようになってきた。ISO200の強調後と同じくらいか。
ISO400では長秒露光でなくともノイズが目立ってくるため、それを考えれば仕方のないレベルとは思う。
強調したもの。
ノイズがはっきりと確認できる。
・ISO800
強調なし。
こちらもノイズは乗ってきている。
強調したもの。
ここまでくるとノイズだらけという印象だ。
しかし、これらのノイズを見ると全て灰色のノイズしか現れていない。もちろんモノクロで撮ったわけではない。普通のベイヤーでは赤や青のカラフルなノイズが現れるものだが、これもFoveonの特色だろうか。それともカメラ内のダーク減算の賜物なのだろうか。
・ISO800、SS1秒
長秒露光とは言いがたいSS1秒ではどうだろうか。
うーん、30秒の場合とあまり変わらない。
強調したもの。
強調すると30秒のときよりもノイズが少ないことがわかる。やはり長秒露光ではランダムノイズ以外にダークノイズが発生し、カメラ内のダーク減算では消しきれていないようだ。
しかし消しきれていないダークノイズもランダムノイズも灰色で出てくるのは嬉しい。
もちろん実際に光を受けた際は色が乗ってくるのだろうが……
ちなみにISO100での長秒露光は過去に18-35mmと単焦点の比較をしたときに問題のないことは確認している。この記事の画像は全てISO100で、F5.6の画像は殆どSS30秒だったはず。
しかし、実際にSD1で長秒露光をすると恐ろしい勢いで電池を消耗する。満充電でも30枚も撮れば終わってしまうのではないだろうか?
実際に長秒露光をするならば予備バッテリーをたくさん持っていないと厳しいだろう。
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