走る四輪カメラバッグであるデミオXDを購入してしばらく経ち、一通りやりたかったことが終わったのでまとめてみる。取り付け中の写真は基本的に撮っていないので取り付け後のみ。

リボルト・プロコーティング
 硬化型ガラスコーティング。濃度25%のものを購入し自分でコーティングしたが特にムラなども目立つことなく施工できた。施工時にはメンテナンス剤も必須。
 一度施工すれば、洗車時に今流行りのスプレータイプのメンテナンス剤を吹き付けるだけなので楽。施工後半年以上経っているが、定期的にメンテナンス剤を使用しているためか撥水は落ちていない。傷や雨ジミなども付いてないので優秀なのではないだろうか。


 霧吹きを吹いてもちゃんと撥水してくれる。
 こうした硬化型を謳う製品には怪しげなものも多いが、この製品はガラス瓶の口に付いたコーティング剤がパリパリに固まっていたためちゃんと効果はありそうだ。
 ただし初回施工時は数日間雨に濡らしてはいけないため、青空駐車では施工しにくい。

車速ロック
 デミオの車速ロックは2種類販売されているが、私が買ったスピードロックマンはOBD端子を使用しないタイプとなる。
 純正配線を2箇所切断する必要があるが、その箇所はギボシ接続となるため純正復旧も可能ではある。内張りを剥がしたりギボシのカシメが必要だったりと手間がかかり工具も必須。私は宗教上の理由でエレクトロタップはすべて切り落としスプライス端子で接続したが、工具が入りにくい箇所もあったため面倒だった。
 コントローラ部はエアコン内側に両面テープで設置することで表側には配線等は一切現れない。今のところ振動でビビり音が出るようなこともなく、何の問題もなく使用できている。

・ドアヒンジ・ストライカーカバー
 はめ込むだけ。Amazonの購入履歴を見るまで付けていたことを忘れていたくらいの存在感。

・ウィンカー・バックランプ・ナンバー灯LED化
 全てフィリップスのLEDを使用した。バックランプ・ナンバー灯はただ差し替えて極性を確認するだけなので問題ないが、ウィンカーは消費電力が大きく変わるため球切れ誤認による高速点滅(ハイフラ)対策が必要となる。
 デミオは電子リレーのためリレー交換による対策が不可能、かつハイフラバスターなどのハイフラ対策品は不具合の評判をよく見かけたので、スタンダードに抵抗を噛ませた。抵抗もフィリップスのものを使用した。
 抵抗でもエレクトロタップは切り落としてスプライス端子で接続したが、フロント側ではタイヤハウスから配線を引っ張り出して狭い場所で作業することになるので苦行だった。



 ウィンカーは取り付けによってステルス化する。フロント側はわかりやすいが、リアは非常にわかりにくい。

ルームランプLED化
 YOURSのルームランプを使用。
 リアルームランプだけ不満がある。一つの基板に18個のLEDが付いているのだが、色温度が高いものと低いものが交互に配置されているようで、点灯時にハッキリと色のムラが見える。リアルームランプだけ他社のものに交換したくなる。


 この色ムラがLEDによるものだ。シートが変色しているのではない。

風切音低減フィンセット
 多少音が減ったような……気もする。



 ピラーに取り付けるものは結構目立つので嫌う人も多いかもしれない。
 デメリットとしては洗車時に邪魔になる。

RE雨宮 ターボホース
 バッテリを外す必要があったため自力での取り付けは断念、ディーラーに依頼した。
 交換後は明らかに加速が良くなった。また、燃費も良くなったようで長野〜茨城間で高速を使うと高低差の影響も相まって30km/l(ディーゼルAT)を達成することも珍しくなくなった。

RE雨宮 シリコンパイプ
 後述のエアクリと同時交換のため、これ単体での効果は不明。たぶんほぼ意味はない。
 付属のホースバンドは一次側でボルト長さが足りなくなるので、M6×50のボルトを追加購入したほうがいい。

K&N エアクリーナー
 交換自体はエアクリボックスを開け、純正品を外してポン付けするだけなので楽ちん。
 効果の程は絶大だった。まるで車が軽くなったように感じる。
 しかしターボの効きが良くなったからかと思うが、ドッカンターボ気味になった。

ブースト計 DPB-M
 OBDコネクタからブースト圧・水温・バッテリ電圧・油温を取得できるメータ。
 ターボ前後のパイプとエアクリを交換してから取り付けたのだが、i-DMの青が点灯するレベルの踏み込みでも最大で1.8×100kPa近くまで過給圧がかかっていた。純正状態でどこまでいくのかは不明だが、ネット上では1.6程度と書かれていた。


 配線に頭を悩ませたが、コントローラを写真の赤丸部分に貼り付け、配線はビニールテープでまとめたところスッキリと収納できた。写真はステアリングコラムカバーを取り外した状態。オレンジの配線は車速ロックのもの。


 ブースト計本体からの配線はメータフードを取り外し、そのスキマに通した。フードは無加工でも問題なく取り付けができた。これによって配線はほぼ見えなくなった。
 取付箇所はメーカの宣伝写真にある通りメータフードの右側だ。別に逐一チェックするようなものでもないので、この位置が一番邪魔にならないと判断した。普段の運転姿勢では0〜0.5あたりがハンドルに隠れて見えなくなるが、特に問題はない。
 取り付け後に気づいたが、夜間はメータのイルミネーションがフロントガラスに映り込む。この位置ならば写り込みはフロントガラス右上の端になり、邪魔にはならない。

 また、ステアリングコラムカバーを取り外したついでにトヨタの提唱するアルミテープ貼り付けをしてみたが、まあ、よくわからなかったです。

REWITEC
 エンジンオイルに混ぜる添加剤。ケイ素系化合物の微粒子が凹凸を埋めて摩擦を低減するらしい。
 半信半疑だったが入れてすぐ効果を感じた。明らかに回転が滑らかになり、振動が減り、エンジンブレーキが弱くなっている。なぜかドッカンターボ気味だったのもマイルドになった。燃費も良くなったような気がする。
 しかし、ターボのドッカン具合がなくなったおかげで加速が弱くなったような感覚を覚えてしまった。実際はそんなことはないはずだが。

 覚えている限りは以上のようなところだ。吸気側を色々いじっていて排気を全く触っていないが、DPFが付いているディーゼルでマフラーを触ってもさほど意味がなさそうだし、下手に低速トルクが痩せたり音がうるさくなったりしても嫌なので改造する気はない。
 一通りやりたいことが終わったが、気が向いたらAutoExeのサイドバイザーを付けるかもしれない。
 この中でおすすめなのはRE雨宮のターボホースとREWITECだ。この2つは乗り心地を明らかに変化させてくれる。
 エアクリ交換も劇的な変化をもたらしてはくれるが、ダスト除去効率が落ちるため万人には勧められないかもれない。